ここ台南鹽郷北門井仔脚では、「冬のソナタ」を彷彿させるロマン溢れるドラマが展開されようとしていた。
「夜に窓がこんなにも音を立てる宿なんて初めてです!。」、前日「鹽郷民宿」に一泊したカップル嘉(ジャ)さんと敏(ミン)さんは、他の宿泊客とレストランで部屋の話題で盛り上がっていた。「海が近くて、風も強いのがここの特色なんですよ。」と落ち着いた様子で話しているリピーターの楊さんは、熱々のサバヒーのおかゆを食べ終え、冬鳥の撮影のための機材の整理に取り掛かっていた。(リンク:一気に分かる!サバヒー粥のポケットリスト7選)
食事を終えた嘉さんと敏さんとは、レンタルした自転車に乗り、養魚場の道に沿って瓦盤塩田に向かった。

雲嘉南風景管理局によって整備された風景は、約7ヘクタールの広大な敷地に、北門観光センターを中心とした「北門ウェイディングスポット」が、カップルたちの告白場所やロケーション場所として人気を博している。ここでは、白を基調とした塩田、砂浜、渡り鳥とミルク色のサバヒーが組み込まれている「ホワイトロマン」のイメージを作り出している。また、周辺の北門下町、食用塩製造工場の歴史的建造物、瓦盤鹽田、鯨魚池、水晶協会などとも結び付いているスポットなのだ。
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瓦盤鹽田にある塩の山は、冬の日差しの下で真白く輝いていた。二人は吹き付けられる風に身を寄せながらも、展望台へと登り、景観を見下ろした。「塩田がQRコードに見える!」と発した瞬間、目の前に映る景観に二人は思わず言葉を失い感動した。そして、優しい海風が吹く中、嘉さんは愛の告白の決意を固め、片膝を着こうとした瞬間、塩田付近から聞こえてくる十数台の観光バスの中から校外学習の中学生たちが、展望台に押し寄せてくるのが見えたのだった。敏さんは「あ…、でもありがとう。」と、嘉さんの気持ちを察し、恥ずかし気に彼の手を強く握りしめて、展望台を後にしたのであった。

民宿に戻ると、他の旅行客が宿泊手続きをしているところに鉢合わせた。大台南バスの藍2番線のバス停からここに到着するまで、多くの観光客が井仔脚に訪れている。鹽郷民宿老頭家オーナーの洪永華(ホン・ヨン ファ)さんは、「これは、地元にとってすごいありがたいことです」と感謝を伝えていた。
フロントでは、ある旅行客が地名の由来を説明していた。「伝説によれば、この地は鄭成功の参謀陳永安が軍を率いて駐在したことから、永華里と呼ばれているらしいんです。」すると、オーナーの永華さんが冗談で「ああ、すいませんね。うちの父が当時里長でして、その時に私の名前を使って命名したんですよ。」と話すと否や、フロント中が客たちの笑い声で溢れかえったのだった。
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交通アクセス
台南バス藍2番線に乗車し、北門泰安宮で下車。下車後、徒歩数分で「鹽郷民宿」に到着。民宿から自転車5分ほどで瓦盤鹽田に到着(自転車レンタル可)。自転車で瓦盤鹽田付近の散策もおすすめ。地元の住民が海風を利用した干しサバヒーを見ることができる。
おすすめスポット
鹽郷民宿
北門区井仔脚57號
06-7862643
北門遊客中心(北門観光センター)
北門区北門里200号
06-7861017
台灣烏腳病醫療紀念館(台湾烏脚病医療紀念館)
北門区永隆里27号
06-7862012(月、火、水休館)
*原文作者:陳世斌 微笑台湾『細感台南』より抜粋,原文出處

心の故郷との再会 台南の街並みと人情をじっくり満喫
「再会」という風が吹く台南。台南人のみならず、台湾全土の人が幾ばくかのノスタルジアを感じる台南。訪れたことない人も、訪れたことがある人も「また来たい」と思ってしまう台南。台湾の歴史は台南から始まり、台南に訪れることは、台湾の歴史に触れるということ。また、「台南は一人では満喫できない」。なぜなら、友だちと共に楽しみ、共に分かち合える素晴らしさが台南にたくさん詰まっているからだ。
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